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薩摩人とカレー

2016.10.19 09:53

10/9(日) 2016年 カレーフェスタ in kagoshimaに出かけてきました。

 

「カレーを日本に広めたのは薩摩人」

このキャッチコピーに本当にそうなの???

 

カレーは、インドから香辛料を持ち帰ったイギリス人がブレンドしてcurryと名付けました。日本では、黒田清隆の招きで来日したクラーク博士が札幌農学校で寮食として採用。カレーを含めた西洋料理の普及に努めたのは森有礼と五代友厚。

日露戦争の時、「かっけ」に悩まされていた海軍の栄養改善のためにも採用され、肉も野菜も同時に摂れることから海軍食として一気に普及しました。当時の海軍は東郷平八郎、山本権兵衛など、また、その健康を支える軍医の総監は高木兼寬で、カレーを日本に広めた功労者は薩摩人というわけです。

 

会場では、ご当地ならではの材料(黒酢、黒豚、だっきしょ(落花生)、めんたい、トマト、牛タンなど)を使った様々なカレーが24店舗ありました。

私が好んだものは、毎週金曜日に海上自衛隊員が食べるという「呉海自カレー」で、独創的なものもいいけれど、最終的には馴染みのある家庭的な味に落ち着きました。

 

皆さんのご家庭のカレーには、どんな材料やスパイスが入っているのでしょうか?

いつでもご相伴にあずかります。


                              医事課 課長 波江野