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人生100年時代

2018.11.27 17:54

3年前に亡くなった父の歳を越して、母は81歳になった。

朝は、お手製の野菜ジュースを飲んでいる。

しかも、それに加えてサツマイモとヨーグルト。

よく飽きもせずに・・・と思うほど長い間、これが母の習慣である。

そして、身体に良いモノを取り入れるのが大好きである。

それは、食べ物にしても運動にしても身体に良いモノ全てである。

最近のブームは、鯖缶と踵落としである。

さらに、数日前に口腔体操「パピプペペポパポ」が加わった。

また、真っ直ぐ歩けなくなってフラフラすると言いながら、

ほぼ毎日一万歩ほど歩くことも日課にしている。

それに、なるべく無農薬野菜をと畑を耕して旬の野菜を摂取している。

それもあって、母は服薬しなくても良いほど優秀な健康体である。

驚くほどにストイックな母である。

 

希望どおりに買い物をして行くと、長く生きるとあなた達が困るわね・・・と母。

そのおかげで私は働いて生活が成り立っているの、いつもありがとうと答える。

人生100年時代そのものの母に、私も同じことが出来るだろうか?と考える。

年を重ねるごとに、丁寧に生きることの大切さを目の当たりにする。

 

そんな母に、私は新たな試みを持ちかけてみた。

携帯のメールを送ってくれるだけでも、とても助かっているのだが、

好奇心旺盛な性格である母にiPhoneを持たせてみた。

まだ、LINEcookpadも使いこなせてはいないが、目下特訓中である。

メッセージをフリック入力してみたり、LINEスタンプを妹に送って大笑いしたり、

cookpadで料理を検索し、スワイプしながらレシピを見たりしている母を横に

子供たちが巣立っていった後の休みを過ごしている私である。

 

もう身体のあちこちが痛いから、お父さんに迎えに来てもらいたいわと言いながら

テレビの前で一所懸命に踵落としやスクワットをしている母。

これからも元気で長生きしてもらい、人生100年時代を楽しんでもらいたい。

 

                                                 上山病院 医事課係長 石窪